結婚をするにあたって、何をすればよいのか、準備は何をすればいいのかの疑問を解消していきましょう。
Contents
婚約ですること
親への挨拶
双方の実家を訪問して、結婚の意思を伝えます。
男性の場合、「お嬢さんを僕にくださいっ!」ってやつです。
※「娘は物じゃねぇ」って言われないように「結婚させてください」の方が良いですね。
服装はできるだけ、気張りすぎず無難な恰好(※)をしていくのが良いでしょう。
※清潔感のある服装であれば、普段着でも良いと思いますが、セミフォーマル(スーツ姿)くらいの感じがベターでしょう。
あまりにも砕けた格好(Tシャツ・短パンなど)で出向いて行って、挨拶は
「ちゅーっす、○○さんを嫁に貰うんででよろしくっす!」
なんてことはしないように。
即刻退場させられて、破断になります。
ちょっと大げさに表現しましたが、できるだけ誠意をもって挨拶をしましょう。
婚約指輪を購入
男性から女性に対して、結婚記念品として婚約指輪を購入します。
(全体の6~7割以上が購入しています。)
必ず買わなくてはいけないものではありませんし、無理をして「結婚資金がなくなりました」なんて悲しいことにならない様にしないといけません。
最近は、指輪の代わりに別のものを記念品として贈ることも増えているんだとか。相手への気持ちと予算を加味して考えましょう。
婚約指輪は、給料の3か月分などといわれていましたが、今はもう昔の話、万が一不幸に見舞われても婚約指輪を売って生活ができるようにとの配慮がされていた時代の名残です。
無理に3か月分なんて物を用意しなくても、誠意が伝わるものなら問題ないと思います。
購入される際は、雑誌やネットで調べて候補を挙げておいて、実物を店舗で確認する方法で探すと良いでしょう。
雑誌やインターネットで見るのと、実物では全く印象が違うことが良くあります。
必ず、現物確認することをお勧めします。
顔合わせ・結納食事会
両家で食事をして親睦を深めたり、儀式として正式に結納を交わします。
食事会は本人たちが準備します。結納は各地域で決まりごとが多く、両家の意向を確認しておきましょう。
各地で様々な「しきたり」や「風習」はたくさんあります。
「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、良く調べておきましょう。
結婚の報告
職場・親族・友人などに結婚が決まったことを報告します。
職場へ報告する際は、報告する順番には注意が必要です。
今後の働き方にも影響があるので、直属の上司から報告しましょう。
新婚旅行の休暇取得にもかかわるので、配慮が必要です。
挙式、披露宴に招待するなら報告と同時に打診しておくと良いです。
結婚式ですること
会場見学&決定
希望の挙式・披露宴のスタイルに合う式場をリサーチ・下見をして決定します。
基本的に式場の下見は電話をしておけば、飛込でも対応してくれます。
また、「ブライダルフェア」を上手に利用して下見をします。
式場を押さえる仮予約についてはほとんどの場合無料なので、気に入った式場があったら仮予約で押さえておくことをお勧めします。
「あとで予約します」なんて遠慮していると希望の日取りが埋まってしまったなんてことになります。
式場も、そのあたりは十分心得ていますので、遠慮せず、まずは「気に入ったら押さえる」つもりで行きましょう。
ただし、仮予約については、本契約の確定期限が一般的には7~10日後までとなっているので、注意が必要です。
仮契約の期間であればキャンセル料はかかりません。
複数の式場を仮予約した場合は、この仮予約期間はしっかりと把握しておきましょう。忘れると痛い出費となります。
また、以外に考慮することを忘れがちなのは、遠方からくる予定の方に対して宿泊施設が近くにあるかなど確認が必要です。
出席者の中に「足の不自由な方」などがいる場合、駅から遠くて交通の便が悪いときなどの交通機関の確認も必要です。
式場へは、大体の予算を伝えておくと、大まかなプランを提示してくれます。
予算が低くてもそれに見合ったプランを提示してくれますので、自分たちが出せる金額は確認しておいてください。
披露宴などは、料理や引き出物などで予算をオーバーしないように考えてください。
嬉しい気持ちで舞い上がっているとは思いますが、ここはホントに冷静に。
衣装や小物を決定
ドレスや着物を試着して決定します。アクセサリーや小物も選びます。
納得いくまで試着はしましょう。一生に一度の晴れ舞台、妥協して、あの時あれにしておけば良かった・・・
何て事にならないようにしましょう。
この時ばかりは、貴方が主役なんです。わがまま上等!世界は私を中心に回っているレベルでも良いです。
大いにわがまま言いましょう。
ただし、普段にそれをすると痛い人になるので、この時だけにしておきましょうね。
下着やアクセサリーのほか、ドレスに合わせるブーケの発注も忘れずに。
結婚指輪の準備
オーダーしてから、納品まで時間がかかることもあります。
期間に余裕をもって購入しましょう。
指輪の裏に結婚記念日や、名前などを刻印する場合、数か月待たされることもあります。
注文したのは、良いけれど間に合いませんでしたなんてことのないように。
招待状の準備
結婚式に招待する人達へ招待状を出します。
自分で出す場合、慶弔用の切手を用意しておく必要があります。
式場で出してもらえる場合でも、招待客の名簿を渡す必要があるので、名前と住所は早めに準備しましょう。
料理・飲み物・ケーキ・ギフト・写真・ビデオ撮影を決定
披露宴の食事や装飾、その他のアイテムを決定します。
プランでほとんど用意されていますが、それ以外のものを用意する場合は会場での持ち込み可否を確認しましょう。
◆二次会の予約
これは、自分で予約する場合と、知人が用意してくれる場合の二通りありますので、ご自分で用意されるようであれば、
式場からのアクセスや、開始時間などを考慮してください。
筆者は挙式披露宴、二次会を同日に実施した際、挙式前に親へ財布を預けていて、披露宴終了後、親が財布を持ったまま帰宅してしまいました。翌日から新婚旅行の予定であったため、財布を届けてもらうために式場で待ち合わせをして、二次会に遅刻するという大失態を演じました。
幸い、式場と二次会は目と鼻の先でしたので少しの遅刻で済んだのですが、主賓が遅れる事態は避けたいものです。
席次表・席札・プログラム・演出BGMの決定
式場で使用する紙のアイテムを用意し、演出や、プログラムも決定します。
アイテムの準備を自分でするなら、「納品日」は必ずチェックしましょう。
挙式・披露宴がセットのホテルなどで挙げる場合は、名簿とプランで準備されているものを使用できるので、指示に従いましょう。
筆者は、式中に流す曲を「CD」で渡そうとして、式場に断られました。
式場には、「CD」ではなく、必ず「TAPE(DAT)」で提示して欲しいといわれました。
理由は「CD」だと「音飛びする可能性が少なからずある」からだそうです。
万が一にも音飛びがあってはいけないとの配慮で、プロ魂を感じました。
当時、DATは持ってなかったので、CDで渡すことを断念しましたが。。。
ヘア・メイクの決定
・挙式・披露宴のスタッフと打ち合わせて決めます。
大体の式場では髪型やメイクのサンプルが用意されていますが、独自の物(髪型やメイク)を希望するのであれば、イメージ写真を用意して、リハーサル時に試してみると良いと思います。
花嫁の手紙と花婿の謝辞を用意
披露宴で読む花嫁の手紙、花婿のスピーチ原稿を用意します。
筆者は前日の晩までかかって「原稿」を用意して、スピーチ内容を一生懸命覚えたのですが、披露宴の余興ですっかり忘れてしまい、「原稿」を見ながら読みました。
ちょっと情けなかったのを思い出しました。
父親は見事暗記しており、しっかりとした口調で謝辞を述べていたので余計情けなかったのを思い出しました。
新生活ですること
婚姻届け、新居について話す
婚姻届けを出す日や、同居を始める時期、新居について話をしましょう。
婚姻届けを出す日は気をつけないといけません。
新婚旅行で海外に行くとき、同性でパスポートを用意するなら、最低でも新婚旅行の一か月前には婚姻届けを出しておく必要があります。
パスポートの申請から承認までが3週間ほどかかるので、間に合わないと「別姓」で旅行に行くことになりますので、ご注意ください。
同居も、いつからするのかよく相談しましょう。
婚姻届けを出した日から法律上は夫婦なわけですから、その日からというのもありですし、結婚式が終了してからというのもありです。
決めの問題ですが、本人たちでよく話し合いをして、親の了解は得ておいた方が良いでしょう。
新居は、新たに新居を構えるのか、どちらかの家に入るのかを二人で考えておきましょう。
引っ越し代も馬鹿にならないですからね。
詳しくはこちらから 「 婚姻届けを出す 」
新婚旅行について話す
新婚旅行、どこに行きたいかを相談します。旅行の手配も必要です。
結婚式直後に行ければ一番いいのでしょうが、仕事の都合で間を開けないと行けない場合もあると思いますので、仕事の都合を考慮して決めます。
前述でも記載しましたが、海外旅行の場合パスポートが必要になります。
すでに所有しているからといって油断していると、同姓で旅行へいくなら申請期間を考慮しないと旅行に間に合わなくなるので十分注意してください。
夫婦別姓で旅行へ行くならかまいませんが。。。
こちらも、全体の予算に組み込んでおかないと、予算が無くて延期・・・なんてことになるので注意が必要です。
新居へ引っ越し
転出・転入や、住所変更を提出します。
挙式準備と同時進行ならば、日程に余裕をもって早めに準備しましょう。
お役所への資料提出が必要になるので、色々と準備が必要です。
あとは、以下の変更も必要になるので注意が必要です。
- 運転免許証
- パスポート
- 銀行口座
- クレジットカード
- 生命保険、損害保険
- マイナンバー
次は、「 結婚報告とあいさつ 」 です。