親への挨拶ってどうすれば良いんだろう、面と向かって話なんてしてこなかったし、なんだか照れくさい。
何て思っているかもしれませんが、しっかりと「あいさつ」はけじめとして、しておきましょう。
でもどうやって挨拶や報告ってすればいいのでしょう。
基本ルールとマナーを確認していきましょう。
各自親に「結婚の報告」
「悪い報告はなるべく早く報告すべし」と仕事では言われていると思いますが、今回は「めでたい話」。
めでたい話もなるべく早くするべきです。
出来れば、会って話をするのが良いのですが、さすがに「実家まで帰るのに1日がかり」なんて方もいるでしょうから、電話でも良いので、早めにしましょう。
メールや留守電は避けたほうが良いです。
結婚したい人がいるので挨拶に行きたいといえば、両手ばなしで喜んでくれることでしょう。
女性の実家へ挨拶
まずは、女性の実家へ行って、結婚の許しを得ましょう。
一般的に女性が男性の「家」に嫁ぐという形になるので、男性は礼を尽くして女性の実家へ赴き挨拶をするのが良いでしょう。
中には婿養子となる方もおられるかもしれませんが、男性がまず女性の「家」に行くべきだと思います。
結婚は当人だけでなく、家と家の結びつきとなるので、男性は緊張すると思いますが誠意をもって持ちを伝えましょう。
身だしなみチェック
訪問時の遅刻は絶対ダメです。
時間は余裕をもって訪問するようにしましょう。
時期が秋・冬でコートなどを羽織っている場合は女性宅前で脱ぎ、最終チェックをしてから約束の時間の数分前には呼び鈴を鳴らしましょう。
もちろん携帯・スマホはマナーモード必須です。
部屋にあがり、挨拶
初対面であれば、家に上がる前に「玄関で自己紹介」をしましょう。
女性が紹介する形を取れば、男性も挨拶しやすくなります。
こんなところから二人での作業は始まっています。お互いをフォローしましょう。
手土産を渡したら入り口から一番近い下座に座りましょう。
ただ、先方に勧められた席が上座であれば、一度は遠慮して下座へ。
それでも勧められるようであれば、先方の意思を尊重して座りましょう。
あまりにも頑なに断ると面倒くさい奴と思われ心証を悪くしますので、その場の雰囲気で臨機応変に。
女性は事前に男性に席次を伝えておくとスムーズに座れます。
結婚の話を切り出す
本題は「いきなり」してはいけません。
しばらく歓談してから、一泊おいて姿勢を正して「ハキハキ」と伝えましょう。
「結婚」の言葉は必ず入れて、「結婚」を許してほしいとお願いするように相手の目をみて伝えるのがポイントです。
お暇(いとま)する
結婚をみとめてもらえたら、たのしく歓談をします。
盛り上がっても2~3時間でお暇して、食事を勧められたら「一度は遠慮する」のがマナーです。
ただし、せっかく進めていただいているので、「できる限りお受けする」と良いかもしれません。
コートを持っている場合は、玄関先までもっていき、スリッパはきれいにそろえて端に置く。
服装チェック
「当日着る服装」をチェックしましょう。
これで印象が大きく変わります。交際中に何度もお邪魔していて親しくしている間柄でも、挨拶当日は「ほどほどフォーマル」を心がけて、極力さわやかに見せましょう。
男性の服装
<訪問用>
結婚の意思が伝わるように、礼儀正しいスーツがベター。髪型や小物には注意が必要です。
普段からちゃらちゃらしたものを付けている場合は、この時ばかりは外していくようにしましょう。
また、小物でも派手な小物は避けてください。ネクタイピンやカフスボタンで宝石付きなんてのはよろしくないです。
無難にシンプルなものを付けるようにしましょう。
<実家用>
きちんとした格好に見えるものならOK。ご近所さんに見られているかもしれないので、ジャケット&シャツ程度は着たいものです。
女性の服装
<訪問用>
個性よりもきちんと感を重視して、無難にまとめましょう。あまりにも地味すぎると逆に心配されてしまうので、ヘアメイクや小物を使ってさりげなくさわやかさを演出しましょう。
派手なメイクは良くないです。ナチュラルメイクを心がけ、髪の長い人は適度にまとめると清潔感が上がってGOODです。
<実家用>
普段どおりに少し清潔感をプラスする程度でOK。ただし、普段着過ぎてジャージなんてことのないように。
実家の両親の服装
気合を入れすぎでなければ、普段着でOKですが、あまりにも普段着過ぎるのも相手に失礼になるので、適度に小綺麗にしておく程度で良いです。
親らしく余裕をもって迎えられるようにしましょう。
手土産の準備
持参する手土産は、好みを事前にパートナーに聞いておくとよいです。
近所のお店で購入したものを持ち込んで「間に合わせ」ととられないように、事前に用意しましょう。
金額や大きさよりも心を込めて選んだことがわかるものの方が良いです。
予算は3,000円~5,000円程度で相場です。
男性の実家へ挨拶
女性の親にOKをもらったら、今度は男性の実家です。
すでに親しくなっていてもこの日ばかりは特別です。
気持ちを引き締めなおして臨みましょう。
部屋にあがり、挨拶
初対面のときは、男性のとき同様、玄関先でまず自己紹介をします。
その際、両手でドアを閉めてきちんと向き直ってからご挨拶します。
靴は、脱ぎ履きが時間のかかるブーツやひも靴は避けたほうが良いです。
玄関に上がってから、振り返ってしゃがんで靴をそろえるとエレガントです。
手土産を渡したら入り口から一番近い下座に座りましょう。ここでも下座を意識して!
上座を勧められても下座が無難です。
結婚の話を切り出す
こちらは、男性が切り出して、リードしてあげましょう。
話し終えたら、女性も一言「よろしくお願いします」と伝えます。
お暇(いとま)する
報告を終えたら、たのしく歓談をします。
頃合いを見計らって、お暇します。
事前に帰る時間をすり合わせておくと良いです。
話が盛り上がるとなかなか帰りづらくなるので。
コートを持っている場合は、玄関先までもっていき、スリッパはきれいにそろえて端に置く。
友達への報告
親に報告が終わったら、友達へ報告開始です。
式へ招待する予定の人と、そうでない人への対応を誤ると、中々面倒なことになるので、伝え方には注意しましょう。
式へ招待予定の友人
親しい友人や、招待予定の友人にはできるだけ早く話をしておきましょう。
人づてで話が耳に入るとあとで色々こじれる可能性があるので。
式へ招待しない予定の友人
式に招待しない人には、その旨を報告時に伝えましょう。
期待させておくと、こちらも後でこじれる可能性があるので。
上司への報告
祝福してくれない上司はほとんどいないと思いますが、今後の働き方や、挙式の日程による慶弔休暇、新婚旅行の休暇取得なども関わるので、最大限の配慮と根回しが必要です。
直属の上司から報告をするようにしましょう。
式へ招待予定の上司
挙式や、披露宴が決まってからで良いです。招待やスピーチをお願いする場合、報告と同タイミングでお願いすると良いです。
式へ招待しない予定の上司
同僚への報告は場を設けてもらうのか、自分からするのか、相談をしておいたほうが良いです。
同僚や親せきへの挨拶
上司への報告が終わったら、同僚への報告もOKです。
先に同僚へ話をして、同僚から上司に話が言ってしまうと、なにかと不便なことになることも・・・
報告の順番は気を付けましょう。
結婚の日取りが決まったら、親戚への連絡も忘れずにしましょう。
親からの連絡が一般的ですが、自分達で報告しても問題ありません。親とよく相談して決めましょう。
次は、「 「顔合わせ」か「結納」か 」 です。