家事代行サービスを利用してみようかと考えてみたけれど、どのくらいの料金がかかかるのか判らないので、利用をためらっている方も多いと思います。
※ハウスキーパー・お手伝いさん・家政婦さんなど、様々な呼び方があるが、依頼者に代わり掃除や炊事・洗濯などの「一般的な家事全般」を代行するサービスが家事代行サービスです。
さて、家事代行サービスは家事を代行するとあるのですが、どの程度の料金がかかるのでしょうか。
それでは、料金体系を確認しましょう。
家事代行サービスの料金体系
家事代行サービスは、ほとんどの会社で時間制度を採用しています。
そのため、基本料金は「1時間単位」で料金設定されているのです。
単発で利用する「スポット利用料金」と、定期的に利用する「定期料金」の設定がされていることがほとんどです。
もちろん、定期料金の方が割安になっています。
その他、基本料金の他に、オプション料金と交通費がプラスされます。
オプション料金は、「買い物」だったり、鍵の「保管料」だったりします。
よって、料金の計算方法は、以下の通りとなります。
「基本料金」+「オプション料金」+「交通費」となるのです。
家事代行の利用時間
料金設定上は、1時間から利用できる事になっていますが、料理・掃除をするにも、1時間という時間内では、できることが限られてしまうので、「最低2時間から」の利用引受をしている業者が多いようです。
特に、料理の作り置きサービスを利用する場合、数食回数分、かつ、人数分の料理の作成依頼をすることになると思いますので、1時間で作れる料理も限られますし、数量もかなり少なくなってしまいます。煮込み料理や、下ごしらえが必要な料理などいくら平行に作業するからといっても限界があります。テレビ番組でよく見かけるようになった「伝説のお手伝いさん」などを見ているとそれぐらいできそうだけど・・・と思いがちですが、全てのスタッフさんがそこまできる訳ではありません。
掃除を依頼するにしても、初回の掃除の場合、部屋の状態にもよりますがキッチン、風呂、トイレ等の水回りと部屋掃除、窓掃除、などをするとなると、やはりこれも1時間では大変短いです。ちょっと汚れが酷いところがあれば1時間なんてあっという間に過ぎてしまいます。
ご自分で作業される場合を想定していただければ、かなりの時間がかかることはご理解いただけると思います。テレビドラマ一本見ている間でできること・・・そう考えると納得できるのではないでしょうか。いくら、家事専門に仕事をしている人でも、そうそう半分以下の時間で終了できるなんてことは稀だと思います。
そのため、利用時間は2時間からと考えるのが良いかと思います。
※もちろん必ず2時間でないと受けてもらえないことはありませんが、「できること」を考えると「2時間程度は必要」と考えるのが妥当なのでは無いでしょうか。
料金の相場
利用料金の相場は時間単位での計算は、スポット利用、定期利用だと以下のような設定が多く見られます。
利用方法 | 時間単位料金 | 交通費 | 合計 |
定期利用 | 週一回利用 2,000円〜3,500円 |
500円〜800円前後 もしくは 実費負担(税別) |
(1時間利用)
2,500円~4,300円前後 (2時間利用) 5,500円~10,800円前後 |
スポット利用 | 2,500円〜5,000円 | 500円〜800円前後 もしくは 実費負担(税別) |
(1時間利用)
3,000円~5,800円前後 (2時間利用) 4,500円~7,800円前後 |
※土日祝日・夜間料金が別途150円〜300円/時間程度加算されることがほとんど。
※スタッフ指名料・料理の際の食材費は別途料金が加算されることがほとんど。
※入会金・年会費がかかることもある。
まとめ
依頼するサービス内容や業者・プランによって変動はあるものの、定期利用になると月数万円の出費となり、決して安いとはいえない金額になります。
ですが、家族4人で外食を月に2回ほど行って一回1万円前後かけた場合なら月換算で2万円前後、お惣菜を週に、一食1,000円程度×5回購入した場合でも同等の金額(2万円前後)がかかるので、これらを家事代行に置き換えるだけで、十分出費できる額になります。(平日毎日総菜を購入する場合)
お惣菜では実現できないような料理を提供してくれるかもしれませんし、普段諦めていた部分の掃除や家事をしてもらえるのですから、大助かりですよね。
家事代行サービスの利用を検討する際には、依頼したい「サービスの内容」・「優先順位」や「予算」をしっかり決めたうえで比較し、自分に合った業者・プランを見つけるようにしましょう。
せっかく依頼したのに、「こんなはずではなかった」なんてことの無いようにしたいものです。