結婚式・披露宴のほかに「新婚旅行」を予定している方々は多いと思います。
人気の場所はいくつもありますが、予算がどれくらいか、安い時期はいつか、ツアーの選び方など、気になる点がいくつかあると思いますので、一つ一つ確認していきましょう。
新婚旅行にかかる費用
結婚式・披露宴のあと、新婚旅行を計画しているお二人にとって、どれくらいの予算を考えておけばよいか、悩みどころではないでしょうか?
節約はしたいけれど、一生の思い出になる新婚旅行なのですから、十分楽しめるだけの費用は準備したいですよね。
調べたところ、新婚旅行費用(航空券・ホテル代等のパックに含まれている代金)は、50万円前後かかった人が、およそ5割程度いるようです。
新婚旅行、50万円近くを別に準備するとなると、それなりに事前の計画が大切です。
旅行先の傾向
新婚旅行先としては、費用別の傾向は以下のとおりです。
10万円前後 日本国内
20万円前後 グアム 東南アジア
30万円前後 ハワイ
30万円~50万円未満 アメリカ本土・ヨーロッパ
50万円以上 ヨーロッパ
通常の旅行にかかる費用の傾向とほとんど変わらないようです。
このほかの費用はどれくらいかかる?
このほかにも、旅行代理店などに支払う金額以外にもいろいろと費用が必要になります。
現地での「食事」や、「おみやげ」などの買い物に10万円ほどかかることも多くあります。
現地に行ってみると、「やっぱり行ってみたい!」と思う場所や、現地でのちょっとした買い物、休憩、食事、水の確保などのショッピングにかかるお金です。
中でも水の確保は大事です。
※海外では水はただ(無料)では飲めません。日本のように水道の水が飲める国は大変珍しいので、飲料水は買う物であることを認識しなければいけません。
また、海外旅行に行くなら「パスポート」の取得が必要になります。1か月前くらいには準備する必要があるので、注意が必要です。
※夫婦同姓で旅行に行く場合(別姓でも飛行機の旅客名簿登録等で旅行代理店への連絡も必要になります)、籍を入れるタイミングに注意が必要です。
同姓での申請をするなら、先に籍を入れる必要があるからです。
籍だけ入っているけど、パスポートは別性なんてことが起こるからです。
その他に気をつける点として、スーツケースを新調する場合や、カメラ・ビデオの購入、海外での電源確保にコンセントのアダプターを用意するなど、小物の準備にも多少お金がかかります。
※海外の場合、コンセントの形が異なります。万国共通ではなく、国によって使用できる電圧も異なるので、注意が必要です。
知らずに日本と同じように使用したら壊れてしまった、なんてことになると目も当てられません。
ビデオやカメラのデータが消えてしまったりしたら、せっかくの思い出が無くなってしまいます。
一生の思い出になる旅行ですから、心おきなく楽しみたいと考えるのは自然なことです。
たとえ数日間の旅行期間ではあっても、それなりの費用を予定しておいた方がよさそうです。
日本のように自動販売機がある国はあまりありませんので、コーヒー一杯でも店を利用するので、それなりにお金がかかります。
新婚旅行のコツ
時期を選ぶ
結婚式・披露宴に人気のシーズンは、旅行の人気シーズンと重なることが多いです。
一般的に、長期休みを取りやすい夏休み、お盆、GWは混みやすく、費用も高めに設定されています。
また、海外旅行では、現地の気候に左右されるため、よい季節は人気の時期になります。
日本の季節の状態で考えると現地は極寒の状態で、寒くて震え上がってしまうことも・・・、またその逆もありますので、現地の気候については、事前に確認しておきましょう。
費用重視の新婚旅行ということであれば、結婚式・披露宴の直後にこだわらず、すこし料金が安くなる時期にあらためて計画するという方法があります。
ハイシーズンには高くて行けそうもなかった場所に、安い時期ならば行ける可能性があります。
時期を選ぶことで旅行費用が浮いた分を利用して、お土産や現地でのショッピング・食事などの費用に充てることができれば、とても楽しい旅行になるのではないでしょうか。
注意点
言葉の壁はどうか
海外旅行の場合、気になるのは「言葉の壁」です。
海外気分を味わいたいけれど、現地の言葉がわからないとなると、不安ですよね。
ツアーを利用したとしても、ガイドのいないフリープランが必ず組まれているものです。
なにかあった時のことを考えると、やはり言葉が通じるほうが安心です。
その点では、日本人が多く訪れる旅行先、たとえば、グアム・ハワイなどは日本語対応が充実しています。
食事をするとき、伝えたいことが伝わらず、食べたいものが食べれなかったり、お土産買うときにイメージを伝えられず、定番のチョコなどで済ませ、あきらめてしまったり、なんて事だと楽しめないですよね。
おまけ
最近のツアーでは、大抵のところで日本語が通じる場所を回ってくれるので、あまり心配はいらないと思いますが、言葉の点から、旅行先を選ぶという考え方もあります。
ツアーで行けるところのほとんどは日本語が通じるところがおおく、店員に日本人が居たり、日本語を話せる現地の人がいることが多いです。
ですが、英語もきちんと発音しないと通じないし、日本の感覚で変な英語を話していると、まったく通じません。
料理店でも、現地には存在しないはずの「醤油」が、お馴染みの赤い三角のふたの入れ物に入っておかれていたりするので、ちょっとびっくりします。
また、どの観光地に行っても日本人を見ない場所に行くことの方が難しく、其処かしこに日本人を見かけるので、あまり外国に行った気がしません。
そんな時には、現地のスーパーなどに行ってみると結構面白いです。
入り口と出口にゲートがあり、買い物しないと出れないようなところもあります。
また、現地の食材や、日本でおなじみの商品を見かけて手に取ってみると、現地用にアレンジされているので、とても面白いです。
カップラーメンなどもその一つで、買ってお湯を入れてみると麺が細切れになっていて、味もお世辞にもおいしいとは言えないものが多くありますが、現地の方はその味が良いのでしょうか、結構売れていたりします。
あと、要注意なのは、現金で払った時のお釣りです。
お釣りを受け取るときは、必ず確認しましょう。
海外のレジなどでは、よく釣銭を間違えられます。
意図的なのか、日本人だからと思われているのか、少なく返されることが多々あるので、必ず確認しましょう。
結構「計算」ができない人が多いので。
日本ではありえない様な間違いを平気でしてきます。
ツアーを利用するかどうか
ツアーを利用すれば、満足度が高い旅行や、価格的に安く旅行できる場合があります。
フリープランで組むことも可能ですが、ツアーを利用するのも一つの選択肢です。
ハネムーン専用ツアーを利用する
ハネムーン専用のツアーは、新婚カップルに配慮された内容となっているものです。
旅行会社も「一生の思い出」ということもあり、どれも通常のプランよりもグレードアップして企画される傾向があるようです。
・現地のおいしい食事をたのしみたい
・現地でたくさん観光をしたい
・現地でショッピングを楽しみたい
また、飛行機の席についても、ビジネスクラスなどで行ける場合もあるので、よく探してみましょう。
行先がヨーロッパなどで、片道12時間程度機内に缶詰めのような場合、エコノミーだとかなり辛いこともあります。
たまたま前の席の人が横暴な人で、何も言わずにすーっと座席を下げてきて、食事の時ももとに戻さず、こちらが窮屈な状態で過ごすなんてこともざらです。
快適に旅行するならビジネスクラス辺りが良いのですが、その分値段が高いので、注意してください。
激安ツアーを利用する
目的が明確にあるならば、特にハネムーン専用のツアーにこだわらなくてもよいかもしれません。
とにかく費用重視!ということで「格安ツアー」を利用することもありだと思います。
この場合は、同行する旅行客の年齢層がまったく違っているという可能性が高く、ちょっと気をつけておいたほうがよさそうです。
学生が多いツアーを利用したために、落ち着かない旅行になってしまった、と言う声も聞かれます。
通常のツアーを利用する
ハネムーンツアーではないのに、全員がハネムーンだったりすることもあります。
この場合、全員が自分たちの世界に入っているので、あまり干渉がなくゆっくりと過ごせることもあります。
気の利いた添乗員さんだと、日本人が行かないような穴場スポットを案内してくれて、とても思い出になるツアーになったりします。
すべてのツアーでこんなことは起こらないので、もしそんな添乗員さんに当たったら「ラッキー」ですね。
また、時期によっては、海外の航空会社がストライキをしていて、その影響で空席が発生し、帰りの飛行機はビジネスクラスに乗ってこれたなんてケースもあるので、ちょっと期待してしまいますね。
まとめ
せっかくの新婚旅行なのですから、すこしはゆっくり過ごしたいものです。
旅行代理店を利用する場合には、フリープランを中心に組むなど、よく相談しながら、選ぶようにしましょう。
背伸びして予算ギリギリで現地で楽しめないのでは、本末転倒です。
まず一番に、楽しく思い出に残る旅行にすることを挙げて選びましょう。